みぎきき

こどもがいる生活の忘備録

幼児教室に通ってみて(入会編)

前回体験レッスンについて書いて、今回は実際に入会して通ってみての感想。

keikolop.hatenablog.com

 ベビーパークは生後2ヶ月から通える幼児教室で、いちばん月齢の低い子たちはAクラスに入る。定員は6人とのことだけど、最初はわたしたち含め3人のクラスに。1つ上のBクラスに移る人がいたり、新規入会の方がいたりで1ヶ月もすると全員入れ替わって最終的には5人の固定メンバー+体験レッスン参加者という形になった。

 レッスンは

・マザーリング
  毎週決まったテーマで赤ちゃんの発達を促すお母さんのための指導時間

・英語の歌で始まりの挨拶

・フラッシュカード
    数学的なものの並び方をしたものや鳥や乗り物、動詞など絵と文字がレイアウトされたカードを見る

・100玉そろばん
    親が手を添えながら10個の玉を左から右端に寄せる。数を体感するためと、指を開きふわっと優しくつかむ力加減の練習。

・音感
   和音やCコードの音を聞いて歌を歌う。その後「今月の歌」を日本語と英語で2曲歌う。

・身体を使う時間
   母子で一緒に動いたり、歌に合わせてマッサージをしたり身体を動かす

・知育1
   毎週違った道具を使っての手先の練習。ペグさしや積み木やカップなど、両手をまんべんなく使えるよう練習。

・知育2
   洗濯物干しにぶら下げたガーゼをつかみとらせたり、透明の空のペットボトルと水を入れたもの(見た目にはわかりづらい)を触らせて重さを体感させたり。こちらも毎週違った内容。

・ボール
   転がされたボールをキャッチして動体視力を鍛えたり、対象と自分との距離感を体感する

・言葉のインプット
   漢字やカタカナとそれが指し示す実物を同時に見せて触らせる

・はいはいレッスン
   はいはいの練習を1人ずつ

・英語
   その月の英語の絵本に出てくる単語の聞き取りと絵本読み聞かせ

・日本語の絵本(週替り)読み聞かせ

・終わりの歌でご挨拶

こんな流れで50分。あっという間。

 

もちまるははじまりの歌から手足をバタつかせて喜び、100玉そろばんは順番が待ちきれないほど興奮していた。途中ぐずることもなくすべてに興味を示し集中して50分のレッスンをこなしている姿は単純に見ていておもしろい。ここでしか見られない表情や反応があって、それを見たいがために通っていたような気もする…。

3歳でIQ140が目標の教室なんだけど、実際通っているお母さんたちでそんなことを意識している人はおらず、地域性もあるかもしれないけど、いつも和やかにお互いの子の成長を愛でて笑って会えるのを楽しみにしているという感じのメンバーだった。

 

実際、お家で子と二人きりでいるだけでは与えられない刺激も多くて、特別な道具を使わずとも同じような遊びができるとは言え、初めての子育てでそれは思いつくわけもなく、赤ちゃんが今どんなものが好きなのかを知れるので自宅でそれをもとに一緒に遊ぶヒントにしていた。例えばもちまるは手先を使うことが特に好きなようだったので、お家でチラシをビリビリと破いたり引っ張ったりして遊ぶようにした。

 

そしてマザーリング。テーマや教室側が良しとする姿勢をそのまま受け入れずとも、ほぼ知らないことばかりなので、情報としては新鮮に受け取った。赤ちゃんが何気なくしている仕草にこんな意味がある等いろいろ知れておもしろかった。お母さんひとりひとりがそのテーマに基づいて、今の状況を話したり不安や心配なことを相談したりできる時間でもあって、それに心強さを感じる人も多いらしい。

 

あとは先生の声のトーンや赤ちゃんへの声のかけ方も参考になる。

大原則として「叱らない育児」を掲げているので、レッスン中その場から逃げ出そうとしたり、内容に背を向けたり、大きな声を出したしても決してそれを制してはいけませんというのがルール。すべては赤ちゃんの好奇心や興味を育てるためらしい。眠くなってグズりだす子がいたり、ハイハイができるようになって教室中を動きたい子がいて親がそれをなだめようとしてうまく行かなくても、先生が声をかけるとそちらに注意を向けて機嫌が直ったりするのは魔法みたいだった。

 

わたしは保育園に受かったので、当初の予定通り3月で退会したけれど、他の母子はみんなそのまま4月から上のクラスに進んだはず。もちろん商売なので、あれこれと引き止めもあるし、少しでも続けやすいよういろいろと気遣いしてくれもするけれど、自分の場合は保育園と復職とで週末にどれだけ自分と子が疲弊しているか想像がつかなかったので、一旦退会(休会)とした。単純に保育料が発生するので、安くはない月謝を払うことに抵抗もあった。

費用に関しては一概には言えないけれど、やっぱり高いなぁというのが正直なところ。内容は申し分がなく子も自分も楽しんだし、16,000円の月謝だと1レッスンあたり4,000円ということになる。これは高い。

ただこういうことが刺激になるんだな、この子はこういうのが好きなんだなってことが知れたのと、通っていた生後5ヶ月から9ヶ月までの間に何か不安や疑問があれば先生に相談できる点は確かに使い勝手良かった。なので、期間限定で育休満喫プランとして試す分にはとてもよかったです。

 

前回書いたとおり、体験レッスンと普段のレッスンは遜色ないので、無料体験で受けられる2回のレッスンで十分という部分はおおいにあるというのが正直なところ。

このまませめて2歳まで通えば違うのかもしれないけれど、0歳の時点ではこれで地頭が良くなるとか、IQにいい影響があるという実感はないです。

少なくとも刺激にはなるのと指先を動かす練習にはとてもいい、このくらいの子は手先を動かすことが脳の発達に直結すると聞いていたので、その安心感が多少あるかなというくらい。もちまるはつかみ食べ初挑戦から今までとくに汚すこともなく口に運んで食べているので、もしかしたらここでのレッスンで指先が多少使えるようになったのかな…?くらいの影響はあるかもしれない…。

 

週に1度の習い事で、赤ちゃんのコンディションがいちばんいい状態でその時間を迎えられるよう、お昼寝やミルクの時間を全力で調整したので、お出かけトレーニングになりました。

 

結論として幼児教室、ベビーパークは特に知育や体を動かすことや音楽やいろいろなジャンルをカバーしてるので、暇つぶしとしてはとてもよかったです。

高いけど…。